Special Interview
71-000形 車両側面イラスト

現役社員にインタビュー!

新型車両71-000形の秘密

2025年10月にデビューした、
りんかい線の新型車両71-000形。
そのデザインや機能には、細部にまで
社員たちの想いが込められています。
今回、そんな車両に込められた想いを
解き明かしてみました。

※本ページの記載情報は2026年7月のもので、変更となる場合があります。
あらかじめご了承ください。

わたしたちが
秘密を教えます!

  • 並木 功治さん

    並木 功治さん

    所  属:
    運輸部運転課
    担当業務:
    車両の設計

    71-000形開発プロジェクトチームリーダー(当時)

  • 望月 利浩さん

    望月 利浩さん

    所  属:
    運輸部設備課
    担当業務:
    機械設備の設計

    71-000形開発プロジェクトチームメンバー(当時)

  • 見口 仁一さん

    見口 仁一さん

    所  属:
    運輸部運転課
    担当業務:
    車掌(指導員)

    71-000形開発プロジェクトチームメンバー(当時)

車両外観の秘密

  • 社員が塗った71-000形の「ぬりえ」

    ”社員みんなで「ぬりえ」実行!
    それぞれの想いを、
    デザインに。

    望月さん

    車両づくりが始まったころ、社員一人ひとりに電車の「ぬりえ」が配られました。開業以来走り続けてきた70-000形の後継として、どんなデザインがふさわしいかを考えながら色を塗り、それをもとに、製造会社のデザイナーが外観をデザイン。中でも多かったのは、海やイルカをイメージしたもので、それらにぴったりのデザインに仕上げることができました!

  • 帯ありデザインの71-000形

    ”ギリギリセーフ!
    帯なしから帯ありデザインへ。

    望月さん

    業務の都合で久しぶりにプロジェクト会議に出て3案に絞られたデザイン候補案を確認すると、どれもドア部に帯が無いものでした。りんかい線のホームドアは、レーザーを車体の帯部へ照射して車両ドアの開閉を検知して連携。そのためホームドアの安定的な動作には車両の帯ありデザインが推奨でした。急いでデザインを変更し仕様確定に間に合いました。

71-000形を見かけたら、
注目してみてね!

車両内観の秘密

  • ガラスの袖仕切り

    ”車内の圧迫感を減らしたい!
    ガラスの袖仕切りに、
    込められた想い。

    並木さん

    座席端の袖仕切りにはガラスを使い、見通しをよくしています。71-000形は、新宿・池袋など、非常に混雑する区間も走る電車。袖仕切りにガラスを採用するとコストが増えるため、不要という声もありましたが、「お客様の圧迫感を少しでも減らしたい」という開発当初の想いを貫き、採用しました。

  • 丸みをもったつり手

    ”丸みをもったつり手は、
    学生と共同開発の
    やさしいデザイン。

    並木さん

    つり手は、東大阪のメーカーが九州大学と共同開発しました。丸みを帯びた三角形で、とても握りやすい形。降りるとき手を離すと振り子のように揺れて、ほかの人に当たることがあります。側面にも丸みをたっぷり持たせることで、万が一ぶつかっても痛くないよう配慮。混雑区間を走る71-000形にぴったりです。

  • 座席シートの柄
    座席シートの柄違い
    並木さんの お気に入り
    ポイント

    ”座席シートの光の数は、7!
    りんかい線と
    数字の「7」の秘密。

    並木さん

    臨海副都心のビルに光が当たり、キラキラ輝くガラス。印象的なシートの柄は、そんな車窓の景色をイメージしてデザインされました。海をモチーフにした案もありましたが、社員投票で選ばれたのは都会的なこの柄。臨海部は7番目の副都心ということにちなんで、光の数は7色に。さらに、レインボーブリッジも7、車両形式の頭文字も7。りんかい線は「7」と縁があるんです。

  • りんかるくんのドアステッカー
    りんかるくんのドアステッカー拡大
    望月さんの お気に入り
    ポイント

    ”りんかるくんが、車内にも!
    かわいいドアステッカー。

    望月さん

    「ひらくドアにごちゅうい!」と書かれた、りんかるくんのドアステッカー。実は、社員考案の71-000形オリジナルです。ステッカー下部にりんかるくんが描かれ、文字もひらがなで、背の低いお子さまにもわかるようにしています。派手すぎず、控えめなたたずまいのりんかるくんは、個人的にお気に入りです。

  • フリースペース
    見口さんの お気に入り
    ポイント

    ”各車両に
    フリースペースを設置!
    もっと、使いやすい路線へ。

    見口さん

    旧型の70-000形では、先頭車両のみにあったフリースペース。71-000形では、すべての車両に設けられています。お子さま連れのお客様や大きな荷物のあるお客様など、乗車する車両を気にせず安心してご利用いただけるようになりました。他の部分にも、誰もが使いやすいための工夫がたくさん込められているので、ぜひ探してみてください!

  • くし状ゴムなしの床面
    床とホームの段差
    「くし状ゴム」ありの床面

    ”70-000形より低い床で、
    乗り降りがよりスムーズに。

    望月さん

    71-000形は、70-000形よりホームとの段差が小さく、ベビーカーをお持ちの方など、より多くの方が乗り降りしやすくなりました。私自身も、子どもと一緒に出かけるときスムーズに乗車できて、とても助かっています。電車とホームの隙間を埋める「くし状ゴム」の設置※も進行中。より一層の安全をめざします。

    ※2026年7月現在、設置工事中。車いすやベビーカーをご利用のお客様がお使いいただける「フリースペース」のある乗車口のみ。

ぼくのステッカーもあるよ!
必ずチェック!

運転台・その他の秘密

  • こだわりのZプレート

    ”70-000形から引き継がれた
    こだわりの「Zプレート」。

    並木さん

    お客様側から見て、運転席の左側にある赤いプレートは、編成番号を記した「ゼッケンプレート」と呼ばれるもの。プレートを装備しなければならないという決まりはありませんが、70-000形へのオマージュとして引き継ぎました。プラスチックにシールを貼るのではなく、彫刻文字の凹みに赤い塗料を流し込んだこだわりの造り。白地に赤文字のプレートを見ると、70-000形の正統な後継車という感じがして、気に入っています。

  • 車掌に扮したりんかるくん

    ”営業課の遊び心で
    りんかるくんが車掌に?

    並木さん

    新型車両が、製造された新潟の工場から東京へ運ばれる「甲種輸送」。その最後尾に、りんかるくんが乗っていたのです。まるで車掌のように、東京までしっかり届けてくれました。どうやら営業課の発案だとか。ただ、人気者ゆえ全ての輸送に乗れるわけではなく、次にいつ乗るのかは、実は私たちにもわかりません。もし見かけたら、ラッキー!手を振ってあげてください。

  • 乗車記念カード(電車カード)

    ”たくさん集めて、
    コレクションに!
    子どもたちに大人気の
    電車カード。

    見口さん

    りんかい線では、小学生までのお子さまを対象に乗車記念カード(電車カード)を配布しています。デザインは季節ごとに変わり、71-000形や工事用に使われる珍しい車両など、りんかい線で活躍する電車たちが代わるがわる登場します。駅の係員や運転士、車掌に「電車カードください!」と声をかけてみてくださいね!

全部見つけたら、
71-000形マスターだ!

30周年を迎えての想い

  • 並木 功治さん

    並木 功治さん

    71-000形は、りんかい線の
    次の30年を担う車両だから。

    「71-000形のベースとなる車両の帯の色だけ変えればいい」。そんな意見も出る中で、私は、りんかい線の魅力が詰まった車両開発を言い続けました。30年にわたり沿線の皆さまに育んでいただいた70-000形への愛情を引き継ぎたかったのです。限られた予算の中で細部にこだわり、強いインパクトを放つ車両に。これから70-000形と同じように愛され、親しまれる車両に育ってほしいと思います。

  • 望月 利浩さん

    望月 利浩さん

    功労車70-000形
    次の世代へ受け継いでいく。

    りんかい線が運行を始めて30年。会社として苦しい時代もありましたがそんな当社の成長をひたむきに支えてくれたのが先代の70-000形だと思います。当社は大手のように数年おきに新車が入るわけではありません。71-000形とともに若い世代がしっかりと次の30年、当社を支えていっていただきたいと願います。

  • 見口 仁一さん

    見口 仁一さん

    新型車両とともに成長し、
    長く愛され続ける路線を。

    まだ経験の浅い若い車掌たちに普段業務を教えていて私が感じることは、相手が長く続けられる「雰囲気づくり」が大切であるということ。そこには、71-000形やりんかい線がお客様から長く愛され続けるためのヒントになるものがあると感じています。お客様にとって最善・最良の体験となるためには何が必要かを常に考え、りんかい線が長く愛され続ける路線となるよう日々精進していきたいと思います。